木内 克(読み)キノウチ ヨシ

20世紀日本人名事典 「木内 克」の解説

木内 克
キノウチ ヨシ

大正・昭和期の彫刻家



生年
明治25(1892)年6月27日

没年
昭和52(1977)年3月8日

出生地
茨城県水戸市

学歴〔年〕
水戸中卒

主な受賞名〔年〕
毎日美術賞(第3回)〔昭和26年〕「臥像」,現代日本美術展優秀賞(第5回)〔昭和37年〕「坐像」,中原悌二郎賞(第1回)〔昭和45年〕「婦人誕生」,勲三等瑞宝章〔昭和47年〕

経歴
大正3年朝倉文夫主宰の彫塑塾に入り、5年第10回文展に「平吉」を出品、初入選。文展、帝展に出品。大正10年から昭和10年までフランスに留学、ブールデル師事アンデパンダン展サロン・ドートンヌなどに出品。古代ギリシャのアルカイック彫刻に傾倒して、テラコッタ技法を学ぶ。10年帰国。12年二科会会友、16年退会。戦後の26年新樹会会員となり現代日本美術展、宇部現代日本彫刻展、日本国際美術展、ベネチア・ビエンナーレ展、第1回サンパウロ・ビエンナーレ展などに出品。26年「臥像」で第3回毎日美術賞、37年「坐像」で現代日本美術展優秀賞、45年には「婦人誕生」で第1回中原悌二郎賞受賞。他の代表作は「女の顔」「みつけたポーズ」「エーゲ海捧ぐ」など。量感あふれる作風で知られた。平成3年木内克大賞が創設された。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

367日誕生日大事典 「木内 克」の解説

木内 克 (きのうち よし)

生年月日:1892年6月27日
大正時代;昭和時代の彫刻家
1977年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報