木徳村(読み)きとくむら

日本歴史地名大系 「木徳村」の解説

木徳村
きとくむら

[現在地名]善通寺市木徳町

与北よぎた村の北、金倉かなくら川中流域の右岸に位置する。天正一九年(一五九一)八月一日の生駒千(近か)規宛行状(黄薇古簡集)によると、木徳のうち七二石が岩田半三郎に宛行われている。元和四年(一六一八)の生駒正俊寄進状(金刀比羅宮文書)に金毘羅大権現神領として当村のうち二三石余がみえる。那珂なか郡に属し、寛永国絵図では黒島くるしま(現丸亀市)を含む木徳村の高は一千八九〇石。寛永一七年(一六四〇)の生駒領高覚帳では一千九二三石余、うち古作金毘羅領二三石余、新田四四石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

USスチール買収問題

日本製鉄は2023年12月、約141億ドル(約2兆2千億円)で米鉄鋼大手USスチールを完全子会社化する計画を発表した。国内の鉄鋼市場が先細る中、先進国最大の米国市場で、高級鋼材需要を取り込み、競争力...

USスチール買収問題の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android