木戸口新田村(読み)きどぐちしんでんむら

日本歴史地名大系 「木戸口新田村」の解説

木戸口新田村
きどぐちしんでんむら

[現在地名]富士見町瀬沢せさわ

瀬沢村南部にあった。「諏訪郡諸村旧蹟年代記」に「釜無川端縁にて先能村尻を廻り沢を越日向ニ屋敷跡有之何年之頃哉不分明に候又元和六年ノ木村之引るいゑども木戸口新田成ル」と記される。

瀬沢村を親郷とするが、成立年代は不詳。口碑によれば、天文一一年(一五四二)諏訪頼重の陣したトヤガ峰とよぶ山城の木戸口で、後に木戸口新田となったと伝え、享保一八年(一七三三)書上の諏方藩一村限村地図(長野県庁蔵)には「家数(記入なし) 高拾壱石五斗七升弐合」と記されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 センノウ 棟札

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android