木折村(読み)きおれむら

日本歴史地名大系 「木折村」の解説

木折村
きおれむら

[現在地名]美和町木折

東は沖之島おきのしま(現七宝町)に接し、津島つしま街道の南にある。「寛文覚書」に戸数二三、人数一二七とある。「徇行記」によれば、概高五六七石余のうち四〇一石余は藩士九人の給知。田は二七町五畝余、畑は二町四反九畝余で、「村キリニテハ耕田不足ナルニヨリ、沖島村・花長村・金岩村・二ツ寺村へ出作ストナリ、持高ハ平均ノ所ナリ、農業ヲ専ラ生産トシ工商ノ類ハナシ(中略)卑湿地故ニ用水カヽリナク天水待ノ所ナリ」と記す。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android