木曾野村(読み)きそのむら

日本歴史地名大系 「木曾野村」の解説

木曾野村
きそのむら

[現在地名]津和野町中曾野なかその

吹野ふきの村の北東、吹野川中流域の山間村。木園とも記す。弘安五年(一二八二)石見に下向した吉見頼行は当地に居館を構えたと伝え(慶長二年「吉見隆信覚書」下瀬家文書)御所屋敷ごしよやしき鞭柳むちやなぎ地名が残り、頼義よりよし(現木園神社)吉見よしみ池と称される池泉がある。明治四年(一八七一)の万手鑑によれば古高七九石余、寛永一四年(一六三七)の検地高一三〇石余、明治四年の総高一三七石余・反別一七町七反余、家数九(うち本百姓七)・人数三九(うち本百姓三四)、牛九、紙漉舟八、鉄砲四。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

期日前投票

期日前投票制度は、2003年6月11日公布、同年12月1日施行の改正公職選挙法によって創設された。投票は原則として投票日に行われるものであるが、この制度によって、選挙の公示日(告示日)の翌日から投票日...

期日前投票の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android