木根神社跡(読み)きねじんじやあと

日本歴史地名大系 「木根神社跡」の解説

木根神社跡
きねじんじやあと

[現在地名]上野市長田

長田ながたの木根字ときに比定される式内社。当時、当地は伊賀郡であった。貞享四年(一六八七)の「伊水温故」に「号酒地明神、建角見分命也、郷人牛頭天王ト称スル小祠有、是又木根社カ、不分明也」とあり、所在・祭神ともに不明である。

木根神社と当社南の寺垣内てらかいとにあった仏性ぶつしよう寺との間に、数ヵ所の経塚ないし塚と称される所がある。その一つから法華経を納めた経筒が出土した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android