図書館情報学用語辞典 第5版 「木版本」の解説 木版本 各ページの挿図と本文の両方を一緒に凸刻した版木(block)から印刷した本.刊本の一種で,版本ともいう.木版印刷自体の起源は7世紀半ばの中国であり,日本では奈良時代の摺経に見られた.慶長年間には朝鮮より銅活字がもたらされ,さらに木活字も使われたが,江戸時代の出版物の多くは木版本であった.ヨーロッパにおいては,まずドイツやフランダース地方に伝わり,14世紀末から宗教的な版画やカルタが木版印刷されるようになった. 出典 図書館情報学用語辞典 第4版図書館情報学用語辞典 第5版について 情報 Sponserd by