木角村(読み)きのつのむら

日本歴史地名大系 「木角村」の解説

木角村
きのつのむら

[現在地名]佐賀市鍋島町なべしままち大字鍋島字木角

増田ますだ鍋島なべしま東新庄ひがししんじよう津留つるの各村に囲まれた小村で、東上ケ・中小路・西上ケの地名がある。近世、佐賀本藩の蔵入地で、正保絵図に村名がみえる。天保九年(一八三八)の地米(年貢)高は三八一石三斗九升四合。

村の西にある蓮成れんじよう寺は日蓮宗で杉町氏が建立開山は日釈とされる。寺記によると、佐賀藩主鍋島光茂の妹(祐妙院日善大姉)が杉町備中守に嫁いだ縁で延宝三年(一六七五)光茂が堂宇を改築し、田畑など寄進している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む