木野山村(読み)きのやまむら

日本歴史地名大系 「木野山村」の解説

木野山村
きのやまむら

[現在地名]府中市木野山町

阿字あじ村の東北、阿字川上流に位置し、石州路が通る。同街道を南へ行くと荒谷あらたに村、北へ向かえば行縢むかばき村。江戸時代初めの郷村帳類には木ノ山・木之山・木山などと記されるが、元禄(一六八八―一七〇四)頃より木野山の表記に定着芦田あしだ郡に属し、元和五年(一六一九)の備後国知行帳によれば高四六二石余、元禄一三年の木野山村御検地水帳(広島大学蔵)では反別六一町余・高五九九石余。福山藩水野氏断絶後幕府領、元禄一三年以降福山藩領。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android