木間(読み)コマ

デジタル大辞泉 「木間」の意味・読み・例文・類語

こ‐ま【木間】

木と木の間。このま。
「うちなびく春ともしるくうぐひすは植ゑ木の―を鳴き渡らなむ」〈・四四九五〉

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精選版 日本国語大辞典 「木間」の意味・読み・例文・類語

こ‐の‐ま【木間】

  1. 〘 名詞 〙 木々の間。樹間こま
    1. [初出の実例]「楯並(たたな)めて 伊那佐の山の 許能麻(コノマ)よも い行きまもらひ 戦へば」(出典古事記(712)中・歌謡)
    2. 「このまよりもりくる月のかげみれば心づくしの秋はきにけり〈よみ人しらず〉」(出典:古今和歌集(905‐914)秋上・一八四)

こ‐ま【木間】

  1. 〘 名詞 〙このま(木間)
    1. [初出の実例]「うちなびく春ともしるく鶯は植木の樹間(こま)を鳴き渡らなむ」(出典:万葉集(8C後)二〇・四四九五)

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