末の秋(読み)すえのあき

精選版 日本国語大辞典 「末の秋」の意味・読み・例文・類語

すえ【末】 の 秋(あき)

秋の終わり。晩秋。《季・秋》
菅家文草(900頃)六・九日後朝同賦秋深「年有一秋秋有三、就中季白(すゑのあき)意難堪」
※俳諧・此ほとり(1773)一夜四唫の巻「雪に似て寒ふはあれと窓の月〈嵐山〉 捨扶持囉(もら)ふ末の秋かな〈蕪村〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android