本匠村
ほんじようむら
面積:一二三・一五平方キロ
南海部郡の北西部に位置し、北から西にかけては大野郡野津町・三重町、南西および南は宇目町・直川村、東は弥生町に接する。北境には椿山(六五八・八メートル)から佩楯山(七五三・八メートル)にかけて高山が続き、西から南境にかけては三国峠(六六四・三メートル)・酒利岳(七五九・二メートル)の山塊、東境は左間ヶ岳(三二八・一メートル)ほか標高三〇〇メートル級の低山地と四周を山に囲まれ、面積の九五パーセントは山地である。これら山間から流出する小又川・小半川ほかの小河川と、これら小河川を合せてほぼ中央を東流する番匠川(上流は因尾川)沿いに狭小な耕地が開け、小集落が散在している。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報