日本歴史地名大系 「本所松黒屋敷」の解説 本所松黒屋敷ほんじよまつぐろやしき 東京都:墨田区旧本所区地区本所松黒屋敷[現在地名]墨田区千歳(ちとせ)一―二丁目弁財天(現江島杉山神社)社地の東、竪(たて)川南岸にある。南側は武家地。本所弁天(ほんじよべんてん)門前と同様に元禄六年(一六九三)杉山総検校が拝領した地に立てられた町屋。当初杉山(すぎやま)屋敷と称され、町奉行支配。同七年の杉山総検校の死後は歴代惣録検校に継承され、その名字をもって町名とした(御府内備考)。安永三年小間附町鑑では本所稲村(ほんじよいなむら)屋敷とあり、公役銀を納める。「御府内備考」によれば、町内間数は東西表間口は京間五二間、南北は二〇間。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報