朽たる木をば雕るべからず(読み)くちたるきをばえるべからず

精選版 日本国語大辞典 の解説

くち【朽】 たる 木(き)をば雕(え)るべからず

  1. ( 「論語公冶長」の「朽木不雕也、糞土之牆、不杇也」による語 ) 素質のない人間には、教育する方法がないことのたとえ。
    1. [初出の実例]「朽ちたる木をばえるべからずとは、今こそ思ひ知られたれ」(出典:浄瑠璃・日本西王母(1699頃)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例