朽残る(読み)クチノコル

デジタル大辞泉 「朽残る」の意味・読み・例文・類語

くち‐のこ・る【朽(ち)残る】

[動ラ五(四)]
朽ちかかったまま残る。朽ちたまま残る。「―・った老杉ろうさんの幹」
朽ちないで残る。
「―・る野田入江のひとつ橋心細くも身ぞりにける」〈夫木・二一〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「朽残る」の意味・読み・例文・類語

くち‐のこ・る【朽残】

  1. 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙
  2. 朽ちかかって生き残る。また、枯れかかって残る。
    1. [初出の実例]「くちのこる桜を見ても忍ぶ哉荒れにし宮の古の春」(出典:仏道の記(1266‐69頃))
  3. 腐らないで残る。
    1. [初出の実例]「現に一巻くちのこれり」(出典:法華修法一百座聞書抄(1110)六月二六日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む