杉ヶ袋村
すぎがふくろむら
[現在地名]名取市杉ヶ袋
増田川(青熊川)の南岸平地にあり、八間堀が南西端から東流、南東端で流れを変え北流する。東・西・北を下増田村に囲まれ、南は下野郷村(現岩沼市)。浜海道が南西から北へ通る。川の流れに囲まれた地形からの村名といわれる。正保郷帳では田四一貫六六六文・畑一貫五七九文、水損・旱損と注され、ほかに新田一一貫九四〇文とある。新田の成田谷地は、康平年間(一〇五八―六五)源義家に従った成田杢之助の秣地で、杢之助はその後村の南西現在の字新田に居を構えたという。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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