李白一斗詩百篇(読み)りはくいっとしひゃっぺん

故事成語を知る辞典 「李白一斗詩百篇」の解説

李白一斗詩百篇

大酒飲みだが、すぐれた才能を持つ人物のたとえ。

[使用例] エドガア・ポオは酒飲みだった為に(或あるいは酒飲みだったかどうかと云いう為に)永年死後の名声を落していた。「李白一斗詩百篇」を誇る日本ではこう云うことは可お笑かしいと云う外ほかはない[芥川龍之介*文芸的な、余りに文芸的な|1927]

[由来] 八世紀、唐王朝の時代の中国の詩人、杜と甫ほの「飲いん中ちゅう八はっ仙せん歌か」の一節から。同時代に天才詩人の名をほしいままにした李り白はくの奔放な暮らしぶりを、「李白一斗詩百篇(李白は、酒を一斗飲むと一〇〇篇もの詩を作る)」とうたっています。「斗」は容積の単位で、当時の「一斗」は、約六リットル。ちなみに、この後には、「酔っ払って都の飲み屋で眠り込んでしまい、船遊びをしていた皇帝からお呼びが掛かっても、ふらついて船に乗ることができず、自分は『酒中の仙(酒飲みの仙人)』だとうそぶいた」というエピソードが続いています。

出典 故事成語を知る辞典故事成語を知る辞典について 情報

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