知恵蔵 「村上佳菜子」の解説
村上佳菜子
名古屋スポーツセンターをホームリンクとするグランプリ東海フィギュアスケーティングクラブにて、99年よりスケートを始める。伊藤みどり、恩田美栄、中野友加里、浅田真央ら名選手を育てた世界的名コーチ、山田満知子に師事。現在のコーチ、振付師は、山田満智子およびアシスタントとして樋口美穂子。
国際スケート連盟(ISU)主催のジュニアクラスでの主な成績は、2008~09年シーズンでは初参戦のイギリス大会(ジョン・カリー・メモリアル)優勝、翌09~10年シーズンではトルン杯(ポーランド)優勝、クロアチア杯優勝、JGPファイナル優勝、および世界ジュニア選手権優勝など。シニアクラスでの主な成績は、08年全日本選手権7位、バンクーバーオリンピックの出場権がかかった09年全日本選手権では最終滑走で5位、そしてISUグランプリ(GP)初挑戦となった10年NHK杯(名古屋)ではパーソナルベストのスコアで3位。続くGPシリーズ第4戦、スケートアメリカ(ポートランド)では、パーソナルベストを更新する164.93点で初優勝し、シニアデビューのシーズンでGPファイナル進出を決めた。
10~11年シーズンは、ショートプログラムに「ジャンピン・ジャック」、フリーにはジェームズ・ホーナー作曲「マスク・オブ・ゾロ」のサウンドトラックを使用。
(葛西奈津子 フリーランスライター / 2010年)
出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報