村瀬春雄(読み)ムラセ ハルオ

20世紀日本人名事典 「村瀬春雄」の解説

村瀬 春雄
ムラセ ハルオ

明治・大正期の保険学者,実業家 帝国海上保険(現・安田火災海上)副社長;東京高商教授



生年
明治4年(1871年)

没年
大正13(1924)年4月9日

出生地
東京

出身地
兵庫県神戸市

学歴〔年〕
東京高商(現・一橋大学)中退

経歴
19歳でベルギーの国立高等商業学校(現・アントワープ)に私費留学。ライプチヒ大学を経て、明治26年帰国。22歳で東京高商(現・一橋大学)教授に就任。日本における海上保険学の始祖となり、「海上保険講義要領」「共同海損講義要領」「火災保険講義要領」を著す。28年帝国海上保険(現・安田火災海上)副支配人となり、大正元年副社長に就任。「村瀬保険全集」(全1巻)がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「村瀬春雄」の解説

村瀬春雄 むらせ-はるお

1871-1924 明治-大正時代の保険学者。
明治4年3月29日生まれ。高等商業(現一橋大)を中退,明治23年ベルギーに留学。26年帰国して高商教授となり,損害保険論を講義した。28年帝国海上保険(現安田火災海上保険)に副支配人としてまねかれ,大正元年副社長となった。大正13年4月9日死去。54歳。東京出身。旧姓関戸

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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