精選版 日本国語大辞典 「関戸」の意味・読み・例文・類語
せき‐ど【関戸】
- [ 1 ] 〘 名詞 〙
- ① 関所の門。関所の戸。せきのと。
- [初出の実例]「筑紫の国は遐(とほ)く邇(ちか)く朝(まう)て届(いた)る所、去来(ゆきき)の関門(セキト)にする所なり」(出典:日本書紀(720)宣化元年五月(寛文版訓))
- 「現に出づる旅枕、夜の関戸の明け暮れに、都の空の月影を」(出典:謡曲・蟻通(1430頃))
- ② 香木の名。分類は伽羅(きゃら)。
- [初出の実例]「関戸(セキト)は蘭奢待に似たる香なり」(出典:志野宗信筆記(香道秘伝所収)(1501か))
- ① 関所の門。関所の戸。せきのと。
- [ 2 ]