村田川
むらたがわ
市域北東部の金剛地地区を水源とし、千葉市境の村田地区で東京湾に注ぐ。流路延長二〇・八キロ、流域面積一一一・九平方キロ。河口部を別にすればほぼ旧上総国側を西流するが、下総国境であることから境川と称された。元和元年(一六一五)草刈村域に大堰(草刈堰)が普請され、千葉郡四村を含めて灌漑用水に利用されるが、このため上流では江戸時代に舟運が行われなかった。堰の下流筋の舟運も明らかではないが、天保六年(一八三五)通船用の改修があったとされる。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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