杠葉尾村(読み)ゆずりおむら

日本歴史地名大系 「杠葉尾村」の解説

杠葉尾村
ゆずりおむら

[現在地名]永源寺町杠葉尾

蓼畑たてはた村の南東、神崎川南岸にある。八風はつぷう街道が伊勢へ入る最後の集落。八風峠・石榑いしぐれ峠への分岐点。東にりゆうヶ岳と釈迦しやかヶ岳、南に銚子ちようしぐち岳がそびえる。中世の文書には「ゆつりはう」、寛永石高帳などに杠葉ゆずりは村とみえ、元禄郷帳では古くは楪穂ゆずりほ村と注記される。天文五年(一五三六)閏一〇月、八風街道を通って「ゆつりはう板屋宿」に運ばれてきた枝村商人の紙荷が、同宿で保内商人に押収された(永禄元年五月一九日「保内商人申状案」今堀日吉神社文書など)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android