来離る(読み)キハナル

デジタル大辞泉 「来離る」の意味・読み・例文・類語

き‐はな・る【来離る】

[動ラ下二]今までいたところを離れる。
青丹あをによし奈良を―・れ」〈・四〇〇八〉

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精選版 日本国語大辞典 「来離る」の意味・読み・例文・類語

き‐はな・る【来離】

  1. 〘 自動詞 ラ行下二段活用 〙 もと住んでいた土地を離れる。
    1. [初出の実例]「あをによし 奈良を伎波奈礼(キハナレ) 天離る 鄙にはあれど わが背子を 見つつし居れば」(出典万葉集(8C後)一七・四〇〇八)

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