杮葺

山川 日本史小辞典 改訂新版 「杮葺」の解説

杮葺
こけらぶき

木羽板(こばいた)葺とも。板葺一種で,おもに寺社建築に用いる。厚さ3mm前後,長さ約30cm,幅9~15cmのスギまたはサワラの手割り板を3cm前後の間隔で重ね,竹釘を打って葺きあげる。「多武峰(とうのみね)略記」の南院堂の項に,1180年(治承4)檜皮(ひわだ)葺を杮葺に改めたとあるのが文献上の古い例。

出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む