杮葺

山川 日本史小辞典 改訂新版 「杮葺」の解説

杮葺
こけらぶき

木羽板(こばいた)葺とも。板葺一種で,おもに寺社建築に用いる。厚さ3mm前後,長さ約30cm,幅9~15cmのスギまたはサワラの手割り板を3cm前後の間隔で重ね,竹釘を打って葺きあげる。「多武峰(とうのみね)略記」の南院堂の項に,1180年(治承4)檜皮(ひわだ)葺を杮葺に改めたとあるのが文献上の古い例。

出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む