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多武峰 とうのみね

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

多武峰
とうのみね

奈良県奈良盆地南東部,桜井市南部の地区。旧村名。竜門山地中央の御破裂山 (619m) の南山腹を占める。藤原鎌足をまつる談山神社で知られ,室町時代建造の極彩十三重塔をはじめとする古い建造物が残る。

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デジタル大辞泉の解説

とう‐の‐みね〔たふ‐〕【多武峰】

奈良県桜井市南部にある山。山頂は御破裂山といい標高619メートル藤原鎌足中大兄(なかのおおえ)皇子蘇我氏討伐をはかった所とされる。山腹に鎌足を祭る談山(だんざん)神社がある。

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百科事典マイペディアの解説

多武峰【とうのみね】

奈良県桜井市南部の一地区。御破裂山の山腹にある談山神社で有名。御破裂山は藤原鎌足の墓所で,天下異変の時には鳴動するといわれた。桜や紅葉の名所で,桜井線桜井駅からバスが通じる。
→関連項目多武峯少将物語大和猿楽

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世界大百科事典 第2版の解説

とうのみね【多武峰】

奈良県桜井市南西部,寺川上流一帯の名称。狭義には御破裂(ごはれつ)山(破裂山とも。619m)という竜門山地中部のひとつの山の名だが,その南麓一帯をいう。また多武峯寺の略称。 《日本書紀》斉明2年是歳条に〈田身嶺(たむのみね)に,冠らしむるに周(めぐ)れる垣を以てす。(中略)嶺の上の両(ふた)つの槻(つき)の樹の辺に,観(たかどの)を起(た)つ。号(なづ)けて両樹(ふたつき)宮とす〉とあるのが地名の初見で,高所に営まれた両槻宮は,道教の影響があるのではないかとされる。

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大辞林 第三版の解説

とうのみね【多武峰】

奈良県桜井市南部にある山。竜門山地の中部にあり、山頂は破裂山(海抜619メートル)。この山で藤原鎌足が中大兄皇子と大化改新の談合をしたといわれ、談山かたりやまともいわれる。山腹に鎌足の墓所と、これをまつる談山だんざん神社がある。紅葉の名所。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

多武峰
とうのみね

奈良県中北部、桜井市の一地区。竜門(りゅうもん)山地中央部の御破裂(ごはれつ)山(618メートル)南斜面一帯の地。山腹に藤原鎌足(かまたり)を祀(まつ)る談山(たんざん)神社がある。江戸時代まで多武峰寺と総称され、神仏両様の形式であったが、明治維新後、談山神社となった。天下異変のとき御破裂山が鳴動し、鎌足の木像が破裂するといわれている。神社周辺は紅葉の名所として知られる。JRおよび近畿日本鉄道桜井駅から談山神社までバスで25分。[菊地一郎]

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世界大百科事典内の多武峰の言及

【延年】より

…これは宮廷におけるものだが,以後の延年資料は圧倒的に寺院におけるものが多い。平安末期から鎌倉,室町にかけて延年が催された寺院は,畿内では興福寺,東大寺,法隆寺,薬師寺,多武峰(とうのみね)(古くは〈たんのみね〉),比叡山,園城寺,醍醐寺などであり,地方では日光輪王寺,平泉の中尊寺,毛越(もうつ)寺などであるが,とりわけ南都の延年が歴史も古く,かつ盛大であった。たとえば,興福寺の延年は維摩会(ゆいまえ)に付属する催しであったが,白河院の時代にはすでに行われていたものと思われる。…

【藤原鎌足】より

…なお《万葉集》は2首,《歌経標式(かきようひようしき)》は1首の,鎌足作という歌を収めている。【青木 和夫】
[伝承]
 藤原鎌足は,その官職名をとって大織冠(たいしよくかん∥たいしよかん)の名で親しまれているが,多武峰(とうのみね)の聖霊院(現在の談山(たんざん)神社)にまつられている。《談峯記》によると,定恵和尚が阿威山から談峯(多武峰)へ改葬して,墓上に十三重塔を建て,その東に御殿を造り,父鎌足の霊像を安んじたのが聖霊院の始まりとされる。…

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