竹釘(読み)タケクギ

デジタル大辞泉 「竹釘」の意味・読み・例文・類語

たけ‐くぎ【竹×釘】

竹を削って作った釘。指物などに用いる。

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精選版 日本国語大辞典 「竹釘」の意味・読み・例文・類語

たけ‐くぎ【竹釘】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 竹をけずって作ったくぎ。指物などに用いる。
    1. [初出の実例]「一貫五百文 竹くき」(出典:高野山文書‐(年未詳)(室町)奥院興作事雑用入目日記)
    2. 「竹くきに孔雀鳥毛をかけそろへ 目もさめはつる馬よろひ也」(出典:俳諧・犬子集(1633)一六)
  3. ( には頭(髪)がないというところから ) 江戸時代、元祿・宝永(一六八八‐一七一一)頃、尼の姿をした私娼(ししょう)をいう俗語歌比丘尼(うたびくに)。〔浮世草子・好色三代男(1686)〕

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普及版 字通 「竹釘」の読み・字形・画数・意味

【竹釘】ちくてい

竹の釘。

字通「竹」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の竹釘の言及

【釘】より

…主として木材と他の材料をつなぐ接合材で,材質によって金釘,鉄釘,木釘,竹釘などがある(図)。接合力は基盤の木材と釘との間に作用する静摩擦力である。…

※「竹釘」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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