東シベリア・極東地区のエネルギー開発(読み)ひがしシベリアきょくとうちくのエネルギーかいはつ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

東シベリア・極東地区のエネルギー開発
ひがしシベリアきょくとうちくのエネルギーかいはつ

東シベリアヤクーツクガス田の開発プロジェクトは 1974年に,旧ソ連,日本,アメリカの3国によって探鉱基本契約が結ばれたが,ソ連のアフガニスタン侵攻などで頓挫した。 92年,経団連の調査団がサハ自治共和国と議定書をかわし再開に動きだしたが,その後ロシアと韓国が FS契約を結んだため,日本側の作業は中断している。パイプラインによる輸送ルートとしては,ハバロフスクウラジオストク北朝鮮,韓国経由で九州と結び日本海を囲むエネルギーの幹線をつくる案もある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android