東上磯部村(読み)ひがしかみいそべむら

日本歴史地名大系 「東上磯部村」の解説

東上磯部村
ひがしかみいそべむら

[現在地名]安中市磯部いそべ四丁目・東上磯部

碓氷うすい川右岸にある。東の下磯部村、西の西上磯部村の間に位置するので中磯部なかいそべ(遠間文書)ともよばれた。現甘楽かんら郡甘楽町小幡おばたの赤城神社に蔵される大般若経巻第六二の貞治六年(一三六七)六月付の奥書に「臼井郡中磯部 善福寺」とみえる。寛文郷帳では西上磯部村とともに上磯部村に含まれたと考えられる。上磯部村は田方一千三五五石余・畑方八七二石余、旗本仙石領・同下曾根領が各一千石、旗本横地領・同河田領が各一一四石。元禄八年(一六九五)年貢勘定目録(萩原文書)には上磯部村の名で載り高一千一〇石余。田方の年貢は米一三五石余、畑方の年貢は永六〇貫六〇〇文余で納めた。同年の年貢割付状(同文書)によると右の反別は田方三五町八反余・畑方四四町三反余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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