東佐多浦村(読み)ひがしさたうらむら

日本歴史地名大系 「東佐多浦村」の解説

東佐多浦村
ひがしさたうらむら

[現在地名]吉田町東佐多浦

吉田郷の北東部に位置し、東は重富しげとみ(現姶良町)。もとは西の西佐多浦村重富触田ふれだ(現姶良町)とともに佐多浦村(佐多之浦村)を形成していた。万治内検で当村と西佐多浦村に分立し(三州御治世要覧)、元文三年(一七三八)触田村を分離した(「島津忠経譜」旧記雑録)。麓や地頭仮屋が置かれた吉田郷の中心地。慶長四年(一五九九)九月島津忠恒(家久)が留主次郎三郎に宛行った三千四五二石のうち五〇石が佐多之浦村内であった(同月一四日「島津忠恒寄進状」旧記雑録)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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