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島津忠昌 しまづ ただまさ

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

島津忠昌 しまづ-ただまさ

1463-1508 室町-戦国時代の武将。
寛正(かんしょう)4年生まれ。島津立久(たつひさ)の子。島津氏11代。文明6年(1474)薩摩(さつま)・大隅(おおすみ)・日向(ひゅうが)の守護職をつぐ。一族の武将の反乱,有力国人の争いなどで領国支配が弱体化。桂庵玄樹(けいあん-げんじゅ)をまねき,家臣の伊地知(いじち)重貞に「大学章句」を刊行させるなど,朱子学の興隆につとめた。永正(えいしょう)5年2月15日自殺。46歳。初名は武久。通称は又三郎。

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朝日日本歴史人物事典の解説

島津忠昌

没年:永正5.2.15(1508.3.16)
生年:寛正4(1463)
室町時代の薩摩(鹿児島県)・大隅(同)・日向国(宮崎県)守護。立久の嫡子。初名は武久。陸奥守。文明6(1474)年に父立久から家督を継承したが,周辺の人吉相良・真幸院北原両氏の対立や庶家の薩州家島津国久と豊州家同季久,伊作・新納両氏の対立から内乱状態になり,守護としての地位は庶家の一揆契諾の上に成り立つ不安定なものであった。忠昌の業績は政治面よりも,桂庵玄樹を鹿児島に招聘し,また,家臣の伊地知重貞に「大学章句」を刊行させたように,朱子学の興隆を促した点に求められる。永正5(1508)年自殺したが,自殺の日は歌人西行の没日に心を寄せたものであった。<参考文献>『鹿児島県史』

(福島金治)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
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世界大百科事典内の島津忠昌の言及

【大隅国】より

…旧国名。隅州。現在の鹿児島県の一部。鹿児島湾奥の海岸部と内陸部,大隅半島部,半島西南海上の種子島・屋久島等の島嶼部の三つからなる。
【古代】
 西海道に属する中国(《延喜式》)。はじめ日向国の一部をなし,襲国(そのくに)ともよばれ,熊襲(くまそ)・隼人(はやと)の根拠地とみなされていた。割拠の豪族として大隅直(あたい)や曾君(そのきみ),加士伎県主(かしきあがたぬし),肝衝(きもつき)などの名があり,大隅隼人の首領大隅直の地盤と目される半島東南部肝属(きもつき)川一帯に高塚式古墳が少なくない。…

【薩摩版】より

…同時期の大内氏(大内版)と同じく,島津氏も明と盛んに交易をするとともに,朱子学をはじめ学問や文化に深い関心を示した。1478年(文明10)島津忠昌(1463‐1508)は桂庵玄樹を招いて桂樹院を創立したが,桂庵が81年に開版した《大学章句》は,日本における《大学》(四書の一つ)の印行の最初といわれる。同81年には《聚分韻略(しゆうぶんいんりやく)》全5巻が開版されており,薩摩版の初めとされ,国立国会図書館などに現存する。…

【島津氏】より

…鎌倉時代から江戸時代まで南九州を領有した有力な大名。惟宗姓。のち藤原姓から源姓を名のるに至る。系図では初代忠久を源頼朝庶子,惟宗広言養子とするが,近衛家家司惟宗氏の出で京都から鎌倉に移り頼朝より厚遇をうけたものであろう。1185年(文治1)島津荘下司となり,翌年地頭に補任され,97年(建久8)には薩摩・大隅両国の家人奉行人(守護)に任命された。日向国についても同様であったらしい。1203年(建仁3)比企氏の乱で三国の守護・地頭職を失ったが,薩摩分のみはまもなく回復した。…

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