日本歴史地名大系 「東千本町」の解説 東千本町ひがしせんぼんちよう 京都市:上京区成逸学区東千本町上京区大宮通寺之内上ル西入東西に通る寺之内(てらのうち)通北裏の通りを挟む両側町。「坊目誌」は中世この地に長福(ちようふく)寺があったという。長福寺は「山州名跡志」に正和元年(一三一二)無人如導の開基で、足利尊氏が洛北岩屋山(現北区)奥院の本尊を当寺に移して本尊としたと記す。天正年中(一五七三―九二)鶴山町に移り、明治維新の際廃された(坊目誌)。元亀二年(一五七一)の御借米之記に「千本町」とあり、当時は西千本町の地とともに川西組に属したことが確認できる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by