東国歳時記(読み)とうごくさいじき

世界大百科事典 第2版「東国歳時記」の解説

とうごくさいじき【東国歳時記】

朝鮮の年中行事や風俗を記録した李朝末期の書。著書は洪錫謨(こうしやくぼ)。著作年代は不詳だが,1849年にしるしたがある。東国は朝鮮の別称。前近代の歳時風俗に関する貴重な記録で,今日における朝鮮歳時風俗の原点を知ることができる。前近代の朝鮮の歳時記としては,このほかに金邁淳(きんまいじゆん)(1776‐?)の《洌陽歳時記》があるのみで(洌陽とはソウルのこと),1819年の著者自身の跋文がある。【姜 在 彦】

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

関連語をあわせて調べる

今日のキーワード

ペルソナ・ノン・グラータ

好ましくない人の意。国際法上,外交使節団の長 (大使) のアグレマンを求められた国は,自国にとって好ましくない人物と判断した場合,理由を示さず派遣を拒否できる。着任後好ましくない人物であることが判明し...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android