東大寺瓦窯跡(読み)とうだいじがようせき

日本歴史地名大系 「東大寺瓦窯跡」の解説

東大寺瓦窯跡
とうだいじがようせき

[現在地名]島本町山崎

天王てんのう山南麓に築かれた奈良時代の瓦窯跡。昭和二九年(一九五四)二基の瓦窯跡が発見され、部分的調査が行われた。二基とも西に下降する斜面を利用して構築された階段式の窖窯で、一基は焚口部から煙出部までの長さ約四メートル、燃焼部の幅一五六センチ、焼成部は徐々に細くなり一メートル強、傾斜角度約三三度。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

グレーゾーン解消制度

個々の企業が新事業を始める場合に、なんらかの規制に該当するかどうかを事前に確認できる制度。2014年(平成26)施行の産業競争力強化法に基づき導入された。企業ごとに事業所管省庁へ申請し、関係省庁と調整...

グレーゾーン解消制度の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android