丸瓦(読み)まるがわら

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「丸瓦」の解説

丸瓦
まるがわら

牡瓦筒瓦などともいう。本瓦ぶきに用いる円筒切した形の屋根に並べられた平瓦左右に伏せて,雨水を防ぐ用をなす。なお,その一端のあるものと,ないものとがあり,後者を用いたものを,俗に行基ぶきという。

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精選版 日本国語大辞典「丸瓦」の解説

まる‐がわら ‥がはら【丸瓦】

〘名〙 半円筒形の瓦。筒瓦。おがわら。なまこがわら。まろかわら。〔金沢文庫古文書‐嘉暦二年(1327)七月一日・兵衛大夫重常瓦員数用途注文(七・五三五八)〕

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デジタル大辞泉「丸瓦」の解説

まる‐がわら〔‐がはら〕【丸瓦】

半円筒形の瓦。本瓦葺ほんかわらぶ平瓦と組み合わせて用いる。牡瓦おがわら筒瓦つつがわら海鼠瓦なまこがわら

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家とインテリアの用語がわかる辞典「丸瓦」の解説

まるがわら【丸瓦】

日本建築の屋根に用いる瓦で、直径15~17cm程度の円筒をに2分した形のもの。平瓦と交互に並べて葺(ふ)く。

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世界大百科事典内の丸瓦の言及

【瓦】より

…【岩松 浅夫】
【東洋の瓦】
 瓦作りの技術は,中国から朝鮮を経て,寺院建築とともに日本に伝えられた。瓦といえば,今日では一般に桟瓦(さんがわら)を連想するが,古くは丸瓦と平瓦を組み合わせて葺き上げていく方法,すなわち本瓦葺きが基本的な葺き方であった。日本では瓦作りが始まった当初から,丸瓦は重なりを考慮して一方を狭く作る行基葺き式のものと,重なりの部分に玉縁のつくものとが混在していた。…

【屋根】より

… 本瓦葺き(図3-a)は,飛鳥時代に中国,朝鮮から伝来した寺院建築によってもたらされたもので,以来,宮殿,城郭建築,民家などに広く用いられてきた。雨水の流れる平瓦とその接ぎ目の蓋をする丸瓦からなる。平瓦は木口をみせて重ねて葺き,丸瓦は後ろの重なる部分に玉縁がついていて,葺上りは木口をみせない。…

※「丸瓦」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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