東家(読み)とうか

精選版 日本国語大辞典 「東家」の意味・読み・例文・類語

とう‐か【東家】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ひがしどなりの家。近所の家。
    1. [初出の実例]「隣笛幽声伝北里、村醪滋味験東家〈東隣有酒家故云〉」(出典本朝無題詩(1162‐64頃)四・春夜即事〈輔仁親王〉)
    2. [その他の文献]〔孟子‐告子・下〕
  3. 家の主人。あるじ。〔改正増補和英語林集成(1886)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の東家の言及

【花山院】より

…はじめ清和天皇と子の貞保親王邸であったのを摂関の藤原忠平が伝領。忠平は別にもと藤原冬嗣邸の東京第(小一条院)も伝領していたが,花山院はその東に位置していたところから東一条家とも単に東家とも呼ばれた(《拾芥抄》)。忠平の所有となったのは10世紀初めごろと考えられる。…

※「東家」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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