東恵良村(読み)ひがしえらむら

日本歴史地名大系 「東恵良村」の解説

東恵良村
ひがしえらむら

[現在地名]安心院町東恵良

楢本ならもと村の南東津房つぶさ川の中流域右岸にある。南は尾立おだて村。「津房遺文」によると、古くは大門だいもん村と称していたともいう。近世領主変遷妻垣つまがけ村に同じ。小倉藩元和人畜改帳では恵良村とみえ、高九二四石余、人数二九三、百姓三八(うち庄屋七)・名子一二・牢人一二、寺一・社人二、牛五四・馬一五。なおこの数値は楢本村分の高も含んでいたと思われる。同人畜改帳では当村と同じく宇佐郡のうちで、恵良手永に属するもう一村の恵良村(現院内町)がみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

グレーゾーン解消制度

個々の企業が新事業を始める場合に、なんらかの規制に該当するかどうかを事前に確認できる制度。2014年(平成26)施行の産業競争力強化法に基づき導入された。企業ごとに事業所管省庁へ申請し、関係省庁と調整...

グレーゾーン解消制度の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android