東条定太郎(読み)トウジョウ サダタロウ

20世紀日本人名事典 「東条定太郎」の解説

東条 定太郎
トウジョウ サダタロウ

明治・大正期の植林



生年
嘉永3年4月8日(1850年)

没年
大正12(1923)年10月12日

出生地
甲斐国中巨摩郡榊村(山梨県櫛形町)

経歴
明治9年山梨県中巨摩郡の榊村戸長となり、のち中巨摩郡議、勧業委員長などを務める。18〜22年村有秣(まぐさ)場の高室川沿岸や高尾山入会御料地に植林。37年私有地に県下一の苗床を設置し、毎年10数万本の苗木を産出した。45年から3年間かけて野々瀬村に合計40万本以上を植林するなど、その後も山梨県内各地造林事業に尽力し、官より賞を受けた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「東条定太郎」の解説

東条定太郎 とうじょう-さだたろう

1850-1923 明治-大正時代の植林家。
嘉永(かえい)3年4月8日生まれ。山梨県中巨摩郡(なかこまぐん)榊村(櫛形町)戸長となり,郡会議員,勧業委員長などをつとめる。明治18年村有秣(まぐさ)場の高室川沿岸や高尾山入会御料地に植林。37年私有地に県下一の苗床を設置,毎年苗木を生産,各地に植林をして県の造林事業につくした。大正12年10月12日死去。74歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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