東田中町(読み)ひがしたなかまち

日本歴史地名大系 「東田中町」の解説

東田中町
ひがしたなかまち

[現在地名]熱田区田中たなか

熱田神宮の南西白鳥しろとり町の南にある。北の青衾あおぶすま祠前から南の須賀すが町境十王じゆうおう堂まで、町の長さ七五間。町並のできた年代は不詳(雑志)というが、貞治五年(一三六六)の土岐直氏施行状(離宮八幡宮文書)に「熱田宮田中住人右衛門次郎入道宇阿弥」の名がみえる。これは宇阿弥らが、離宮八幡宮荏胡麻を売買しているとのことが事実であるかどうかの究明を指示した文書である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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