東福寺野(読み)とうふくじの

日本歴史地名大系 「東福寺野」の解説

東福寺野
とうふくじの

[現在地名]滑川市東福寺野

早月はやつき川が形成した隆起扇状地(東福寺野台地)の中央に位置し、西は小森こもり村・熊林くまばやし村。天保六年(一八三五)加賀藩新川郡奉行から十村役伊東源次に宛てた申渡書(伊東家文書)に「東福寺野与相唱候野毛地有之、室山野南ミ谷を隔候地元ニ而新開ニ相成場所ニ付」とあり、同九年から開発が着手された。元来は小森本江ほんごうしば堀江ほりえなど八ヵ村の入会地で、その名の由来は東福寺村領続きの荒野であったことによる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android