東部モンゴル高原(読み)とうぶモンゴルこうげん(英語表記)Mongolyn Dornod tal

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「東部モンゴル高原」の意味・わかりやすい解説

東部モンゴル高原
とうぶモンゴルこうげん
Mongolyn Dornod tal

モンゴル東部に広がるステップ地帯。モンゴル高原北東部にあたる。東西に長く,西はハンガイ山脈,北はヘンティー山脈によって限られる。東は中国のフルンボイル (呼倫貝爾) 高原に続き,南は北緯 45°付近でゴビに移行する。ゆるやかに起伏する山地を含むが,標高は東部で 600m,西部で 1500m。年降水量 100~250mm。ヘンティー山脈に発するヘルレン川,オルズ川などが北東流する。ヤギヒツジラクダウマが放牧される。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

放射冷却

地表面や大気層が熱を放射して冷却する現象。赤外放射による冷却。大気や地球の絶対温度は約 200~300Kの範囲内にあり,波長 3~100μm,最大強度の波長 10μmの放射線を出して冷却する。赤外放射...

放射冷却の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android