杷木郷(読み)はきごう

日本歴史地名大系 「杷木郷」の解説

杷木郷
はきごう

南北朝期から戦国期にかけてみえる郷名。古代上座かみつあさくら把伎はき(和名抄)の郷名を継承。郷域は明らかではないが、「続風土記」に池田いけだ村枝村として把木はき村がみえ、古代把伎郷の郷域と推定されている現池田・寒水そうず白木しらき林田はやしだ一帯を含む地域であったと考えられる。観応三年(一三五二)書写の安楽寺領注進状に「杷木郷内石王丸・稲次・金丸」とあり、郷内に安楽寺(太宰府天満宮)領が存在していた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む