松倉山観音堂(読み)まつくらさんかんのんどう

日本歴史地名大系 「松倉山観音堂」の解説

松倉山観音堂
まつくらさんかんのんどう

[現在地名]茂木町山内

松倉山は山内やまうちの最北端にあり標高三四五メートル。頂上に観音堂がある。山は近世以来那須郡大木須おおぎす(現烏山町)との入会地で所属も双方にまたがる。参道は山内側と大木須側の二道がある。観音堂は、大同二年(八〇七)創建、その後野火によって焼失し、寛延元年(一七四八)再建したと伝える(芳香誌料)。毎年一月一七日と七月一〇日が祭日で、馬の神様として近在の信仰を集め、絵馬市が立った。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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