松原石(読み)マツバラセキ

デジタル大辞泉 「松原石」の意味・読み・例文・類語

まつばら‐せき【松原石】

新潟県糸魚川市を流れる小滝川の転石の翡翠ひすいから発見された鉱物。ストロンチウムとチタンを含み、同じく糸魚川市から発見された蓮華石れんげせきの成分であるジルコニウムがチタンに置き換わった組成をもつ。単斜晶系。名称は日本の新鉱物の発見に寄与した松原聡さとしに由来する。マツバラアイト。

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最新 地学事典 「松原石」の解説

まつばらせき
松原石

matsubaraite

化学組成Sr4Ti5O8(Si2O7)2の鉱物。単斜晶系,空間群P21/a(擬C2/m),格子定数a1.3848nm, b0.5626, c1.1878, β114.19°,単位格子中2分子含む。長柱状晶。ダイヤモンド光沢。劈開なし。硬度5.5。比重4.13。淡灰青色,条痕白色。新潟県糸魚川市小滝川のTiを含むラベンダー色のひすい輝石岩から発見。高圧変成作用の最終段階で結晶化したと考えられる。名称は,Sr鉱物の研究に成果を上げた国立科学博物館の松原聰にちなむ。チェフキン石族のSrとTiだけを主成分とする一員で,ペリエル石のSrとTi置換体,また,蓮華石のZrをTiで置換した関係にもある。

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参照項目:チェフキン石

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