蓮華石(読み)レンゲセキ

デジタル大辞泉 「蓮華石」の意味・読み・例文・類語

れんげ‐せき【×蓮華石】

新潟県糸魚川市、青海地域の海岸の翡翠ひすいから発見された鉱物。ストロンチウムとジルコニウムを含み、同じく糸魚川市から発見された松原石のチタンの一部がジルコニウムに置き換わった組成をもつ。単斜晶系だが、斜方晶系のものも見つかっている。名称は、蓮華変成帯とよばれる高圧変成帯に由来する。レンゲアイト。

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関連語 松原

最新 地学事典 「蓮華石」の解説

れんげせき
蓮華石

rengeite

化学組成Sr4ZrTi4 Si4O22の鉱物。単斜晶系,空間群P21/a,格子定数a1.397nm, b0.5675, c1.198, β114.26°,単位格子中2分子含む。なお,直方晶系のポリタイプの存在が知られる。粒状結晶集合体。ダイヤモンド光沢。劈開なし。硬度5〜5.5。計算密度4.12ɡ・cm−3。暗帯緑褐色,条痕淡帯緑褐色。多色性顕著,淡緑〜淡帯緑褐色(含有希土類元素の乏しいもの),淡紫〜帯緑褐色(含有希土類元素の多いもの)。二軸性正,屈折率未測定。チェフキン石族に属する。蓮華石は新潟県糸魚川市の親不知海岸,姫川,小滝川のひすい礫中に発見。ひすい輝石・オンファス輝石・ルチル・チタン石・ジルコンなどと共出。この鉱物を含むひすいの産出地は蓮華帯に属するので,産地にちなみ,宮島宏ほかによって命名(IMA 1998-055)。参考文献:H.Miyajima et al.(2001) Min. Mag., Vol.65:111

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