日本歴史地名大系 「松名村」の解説 松名村まつなむら 愛知県:西加茂郡小原村松名村[現在地名]小原村松名田代(たしろ)川の東岸にあり、大草(おおくさ)―宮代(みやしろ)―平岩(ひらいわ)を通る松名道が通る。字太田(おおた)から縄文期の土器や石鏃が、字久恵畑(くえばた)から大野(おおの)に抜ける山道で縄文期の石棒が出土している。寛永郷帳では岡崎藩領、明治元年(一八六八)西尾藩領である。元和七年(一六二一)の三州賀茂郡小原之内岡崎領松名村検地帳(鈴木早苗氏蔵)には屋敷五筆の面積と持主が書上げられている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報