松名村(読み)まつなむら

日本歴史地名大系 「松名村」の解説

松名村
まつなむら

[現在地名]小原村松名

田代たしろ川の東岸にあり、大草おおくさ宮代みやしろ平岩ひらいわを通る松名道が通る。字太田おおたから縄文期の土器石鏃が、字久恵畑くえばたから大野おおのに抜ける山道で縄文期の石棒が出土している。寛永郷帳では岡崎藩領、明治元年(一八六八)西尾藩領である。元和七年(一六二一)の三州賀茂郡小原之内岡崎領松名村検地帳(鈴木早苗氏蔵)には屋敷五筆の面積と持主が書上げられている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android