松帆銅鐸(読み)まつほどうたく

共同通信ニュース用語解説 「松帆銅鐸」の解説

松帆銅鐸

松帆銅鐸まつほどうたく 2015年に兵庫県南あわじ市(淡路島)にある石材関連会社の砂山から見つかった7個の銅鐸市内の松帆地区の海岸部から砂ごと運ばれたため、正確な出土地は不明。1個を除く3組6個は大きい銅鐸に小さい銅鐸をはめ込んだ「入れ子状態だった。内部につり下げて銅鐸を鳴らす「ぜつ」も見つかり、当時の使用方法などを解明する手掛かりとして期待されている。

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知恵蔵mini 「松帆銅鐸」の解説

松帆銅鐸

兵庫県南あわじ市(淡路島)で出土した弥生時代前期~中期(紀元前3~前2世紀)の銅鐸の名称。2015年4月に、同地の石材加工業者の砂山から一度に7個が発見された。そのうち3号銅鐸と4号銅鐸の内部の青銅製の棒「舌(ぜつ)」やつり手の部分に、ひもの一部が残っていることが判明。銅鐸とひもが一緒に見つかるのは国内初とされ、兵庫県と同市教育委員会の企画により15年8月14日から調査経過を紹介する速報展が行われた。

(2015-8-14)

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