20世紀日本人名事典 「松本太郎」の解説
松本 太郎
マツモト タロウ
大正・昭和期の音楽評論家
- 生年
- 明治24(1891)年4月1日
- 没年
- 昭和48(1973)年2月11日
- 出生地
- 大阪
- 本名
- 小西 誠一
- 学歴〔年〕
- 慶応義塾大学理財科〔大正4年〕卒,慶応義塾大学文科〔昭和10年〕卒
- 主な受賞名〔年〕
- 紫綬褒章〔昭和44年〕,勲四等瑞宝章〔昭和48年〕
- 経歴
- 勧業銀行勤務後、慶大再入学、西洋美術史・ドイツ文学を学び、大学院で2年間勉学。大正12年小宮豊隆の勧めでヨーロッパ遊学、14年帰国。美術評論から音楽評論に転向、フランス音楽のプロパガンダに没頭。この間大正4年武井守成のシンフォニア・マンドリーニ・オルケストラに参加、20数年第2マンドリンを担当。昭和4年から音楽雑誌に寄稿を続け、月刊「現代ギター」に「にっぽんぎたあ史」を連載、42回で絶筆。著書に「仏蘭西音楽襍紀」「フランス音楽を語る」「今日のフランス音楽」などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報