20世紀日本人名事典 「松村正恒」の解説
松村 正恒
マツムラ マサツネ
昭和・平成期の建築家 松村正恒建築設計事務代表。
- 生年
- 大正2(1913)年1月12日
- 没年
- 平成5(1993)年2月28日
- 出生地
- 愛媛県大洲市
- 学歴〔年〕
- 武蔵高等工科学校(現・武蔵野工業大学)建築学科〔昭和10年〕卒
- 経歴
- 蔵田周忠に師事。昭和10年土浦亀城建築事務所に勤めながら城戸幡太郎の保育問題研究会で保育所、児童施設について研究。16年農地開発営団建築課勤務。戦後、22年愛媛県八幡浜市役所に勤め、学校や病院の設計を手がけた。35年秋、独立して松山に建築事務所を開設。中央指向の精神風土の中、地域社会に根づいた建築家をめざし、学校建築にオープン・プランを採用した「狩江小学校」、土地の自然と建て物とを結びつけた「日土小学校」など清新な作風の建築を志向した。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報