松村 任三(読み)マツムラ ジンゾウ

20世紀日本人名事典 「松村 任三」の解説

松村 任三
マツムラ ジンゾウ

明治期の植物学者 東京帝大名誉教授。



生年
安政3年1月9日(1856年)

没年
昭和3(1928)年5月4日

出生地
常陸国下手綱村(茨城県高萩市)

学歴〔年〕
東京開成学校中退

学位〔年〕
理学博士

経歴
明治3年藩の貢進生として大学南校に入り、6年東京開成学校で法律を修めた。10年東大小石川植物園に就職、植物学を学び、19年ドイツに留学した。植物分類学と生理学を専攻して21年帰国、帝大理科大学(現・東大理学部)助教授に任ぜられ、23年教授となった。植物園の管理とともに近代的な腊葉室の基礎を整備し、植物解剖学、分類学の研究、教育を行った。著書に「日本植物名彙」「新撰植物図説」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

367日誕生日大事典 「松村 任三」の解説

松村 任三 (まつむら じんぞう)

生年月日:1856年1月9日
明治時代の植物学者。帝大理科大学教授
1928年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android