松柏の(読み)マツカエノ

デジタル大辞泉 「松柏の」の意味・読み・例文・類語

まつかえ‐の〔まつかへ‐〕【松×柏の】

[枕]松・カシワ常緑樹齢久しいところから、「栄ゆ」にかかる。
「―栄えいまさね貴きが君」〈・四一六九〉

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精選版 日本国語大辞典 「松柏の」の意味・読み・例文・類語

まつかえ‐のまつかへ‥【松柏の】

  1. 樹齢の久しい常緑木である松や柏のようにの意で「栄ゆ」にかかる。「松柏」と並べて称するのは漢詩文修辞で、これをまねたものかといわれる。
    1. [初出の実例]「真珠(しらたま)の 見が欲し御面(みおもわ) 直向ひ 見む時までは 松栢乃(まつかヘノ) 栄えいまさね 尊き吾が君」(出典万葉集(8C後)一九・四一六九)

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